大人ニキビができるメカニズム

肌の代謝が落ちることが大人ニキビの根本原因

思春期からずっと私たちを悩ませるニキビ。でも社会人になって、これまでとは少し違う症状のニキビができるようになった・・・・と感じる方も多いと思います。次のような症状に心当たりのある方、それが大人ニキビです!大人ニキビの原因は、私たちの日常生活の中に潜んでいるのです。今回は大人ニキビ克服のヒントになるよう、大人ニキビの原因を解明していきましょう。主に額や頬にできやすい、思春期ニキビ。これは過剰に分泌された余分な皮脂で毛穴が詰まることが原因の、ギトギトの脂っぽいニキビです。これに対して大人ニキビは思春期ニキビとは違ったメカニズムでできてしまうニキビなのです。大人ニキビができてしまう主な原因は古い角質の蓄積と肌の乾燥であることが多いのです。そのメカニズムとして、まず肌の代謝が悪くなることで、ターンオーバーが遅くなり、古い角質で毛穴をふさいでしまいます。また、ターンオーバーをの低下によって起こる肌の乾燥は毛穴をふさぐ角質を厚く、硬くし、大人ニキビをさらに頑固にさせる原因ともなります。こうなることで、ふさがった毛穴にアクネ菌が繁殖し、大人ニキビができてしまうのです。

大人ニキビの症状

●口やあご周りにニキビができることが多い
●生理前になるとニキビができやすくなった
●ポツポツとしたニキビが繰り返しでき、治りも遅い

大人ニキビの原因と改善法

古い角質の蓄積

古い角質が毛穴をふさいでしまうのは、肌の代謝が落ちているから。代謝をよくするビタミンA・Cは化粧品でも補えますが、より効果が望める高濃度で浸透性の高い製品を選ぶことが大切。もちろん、食べ物から摂取することも大事です。ビタミンAは、カボチャ、ニンジン、レバー、うなぎなどビタミンCは、パセリ、レモン、ピーマン、イチゴ、ブロッコリーなど新鮮な野菜から取り入れることができます。内からも外からもビタミンA・Cの摂取を心がけましょう。

肌の乾燥

乾燥肌を改善するために日常でできる最も効果的な改善法が洗顔と保湿。まず洗顔は洗顔料をよく泡立てて顔を包み込むようにやさしく洗い。ぬるま湯でよく流します。フェイスラインや髪の生え際も丁寧に流しましょう。ゴシゴシ洗うと余計にニキビに刺激を与えてしまうので、気をつけましょう。次に刺激のない化粧水で保水をしクリームでしっかり保湿をしましょう。

日常生活に潜む大人ニキビの原因

現代人にとって悩みの種でもあるストレスや睡眠不足。これらによって起こってしまうのが、ホルモンの乱れです。女性ホルモンであるエストロゲンは、お肌のうるおいを保つ働きを、プロゲステロンは皮脂の分泌を促進する作用をもつています。また、間違った食生活による栄養バランスの乱れも、大人ニキビの原因の一つになります。ビタミンやミネラルを上手にとることでターンオーバーの働きを高め、毛穴の詰まりを防止し、ニキビができにくい肌になります。食物繊維不足や動物性脂肪分の取りすぎも、便秘につながり老廃物が蓄積する原因になることがあります。さらに、毎日のメイククレンジングに問題がある場合も。残ったメイク汚れが毛穴に詰まり、それが蓄積すると大人ニキビの原因に。タバコによる血行不良、過度なダイエット、冷え性なども原因となりうるので、これらを取り除き、正しい生活習慣で予防を心がけましょう。

あごニキビのケア方法

繰り返すあごニキビもセルフケアで治せる大人ニキビの中でも、一度できてしまうと治りにくく、繰り返してしまうことも多いあごのニキビ。ケアを誤ると悪化してニキビ跡が残ってしまう恐れも。クリニックへ相談して治療するという方法もありますが、まずは自分でできることから、セルフケアを始めましょう。何気なくやっていたスキンケアや、生活習慣のあれこれがニキビに影響していたかもしれません。あごのニキビの治療・予防のためのセルフケアの方法をご紹介します。

ホルモンバランスを整える

あごのニキビの原因の一つ、ホルモンバランスの乱れを整えることは治療の第一歩。できるだけストレスを溜めないようにうまく発散しましょう。規則正しい生活のもと、十分な睡眠とバランスのとれた食生活が理想です。これらは直接的なスキンケアをするよりも大切で、症状のケアに対しても大きく影響してきます。

適切なスキンケア

あごのクレンジングや洗顔はしっかり行き届いてますか。洗顔後のすすぎが十分でないと、洗顔料の成分が顔に残り、毛穴を詰まらせる原因となります。ニキビができやすい方は特に、洗顔を見直してみてください。ニキビができてしまった場合、毛穴に詰まったメイクや皮脂汚れをしっかり落とすことも大切ですが、傷つけないようにやさしくケアすることも同じくらい大切です。洗顔後は化粧水で肌に水分を補い、その水分を逃がさないよう乳液でフタをします。なるべく低刺激のもので、お肌に合ったものを選びましょう。また美容液などで皮脂分泌をコントロールしてくれるビタミンC誘導体や、肌のバリア機能を回復するセラミドなど、ニキビ治療に役立つ成分を補うことも大切です。

その他のセルフケア

あごは紫外線をあびやすい部分。ニキビができている肌は普段よりも敏感になっています。日焼け止めをこまめに塗り直すなど、いつも以上に入念な紫外線対策をしましょう。また、あごは無意識のうちに手で触って雑菌の繁殖を助長している場合があるため、注意してください。

あごニキビの皮膚科での治療

ニキビは、外っておくと進行し、ニキビあとが残ってしまう恐れも。できるだけ早期の対策が求められます。ニキビを軽く見ず、皮膚科へ相談するという選択肢があることを知っておいてください。皮膚科では「塗り薬」、「飲薬」、「理学療法」などさまざまなアプローチから治療を行います。皮膚科で受けることのできるあごニキビの治療法について、詳しくご紹介します。

イオウ製剤

古くからニキビ治療薬として使われてきた塗り薬です。古い角質を柔らかくするため、毛穴に詰まった角質をはがす、肌のターンオーバーを促進する働きがあります。また、洗浄力と殺菌力があることからニキビの予防や炎症を防ぐ効果も期待できます。

外用レチノイド(ディフェリンゲル)

海外ではニキビ治療のスタンダードとして10年以上前から使われていた塗り薬ですが、日本で認可がおりたのは2008年と、ごくごく最近です。顆粒細胞が角質細胞になるのを抑制し、毛穴の詰まりやしわ、たるみなどの治療にも使われる「トレチノイン」もあります。

抗菌薬

セフェム系、マクロライド系などいくつかの系統があり、種類もさまざまです。病原菌の発育を抑えたり、タンパク質合成を阻害して殺菌したりDNAの複製を阻害して殺菌するなど、さまざまなアプローチから病原菌の働きを抑え込みます。塗り薬と飲み薬があります。

イオン導入

微弱電流を流すことで、有効成分を真皮層まで浸透させます。ケミカルピーリング後に行うとより効果的で、ビタミンC誘導体や保湿成分を浸透させ、肌のバリア機能を整えます。

ケミカルピーリング

厚くなった肌は毛穴が詰まりやすくニキビができやすい状態です。フルーツ酸などの働きで古い角質を除去、肌のターンオーバーを促すことでニキビを予防・改善する効果があります。ニキビ以外にも、しわ・たるみなどの治療にも使われます。